学資保険としての米ドル建て終身保険って損しないの?

計算機育児

最近は学資を目的とした米ドル建て終身保険が人気みたいです。ドル建てには為替変動リスクが伴いますが、どの程度の変動なら損はしないのだろうか?

こんにちは

子供が生まれるとなると、今後の教育資金について考えはじめないといけないですよね。

特に大学まで進学を考えている家庭は入学金や、学費、一人暮らしの場合はその準備費用となにかとお金が必要になりますよね。

私も子供が大学進学する場合に備えて、お金を貯めておこうと思い、学資保険について複数の保険会社さんに話を聞いて、米ドル建て終身保険を契約しました。

私はFPでもなんでもないので、教育資金として学資保険がいいとか、米ドル建て終身保険がいいとか言うつもりは全くありません。

どちらがおすすめなのかについては保険ROOMさんのサイトなどで確認してもらえたらと思います。

こちらの記事では米ドル建て終身保険をすでに契約していると方目線で、どこまでの為替変動であれば、学資保険よりも得なのかについて計算してみました。


スポンサーリンク

積立総額に影響するのは為替レートと積立利率

米ドル建て終身保険で最終的な積立総額に影響を与える要素としては大きく以下の2つです。

  • 為替レート
  • 積立利率

もちろんこれ以外にも手数料だったり、解約のタイミング等いろいろな条件で最終的に貰える金額は変わってきますが、影響度の高い要素は為替レートと積立利率でしょう。

契約者の方はこの2つの指標を定期的にチェックしておいて損はないでしょう。
ここでは為替レートについて少し深掘りしてみたいと思います。


どんな為替相場のときに損するの?

米ドル建て終身保険は為替の影響を大きく受けるため、払込金額よりも減ってしまうんではないかと気にする方も多いのではないかと思います。

仮に100万円を払った場合に、最終的に100万円以上もらえるための、ドル円相場がいくらになるのか気になりますよね。

簡単ですが、シミュレーションして損益分岐点を出してみたいと思います。


どれぐらい円高になると損をする?

皆さん、お金を引き下ろすときに円高になっていたら(1ドル90円とか)、損してしまうんじゃないかって心配されるかと思います。

ここでは学資目的に引き出す予定の18年目で円高になっていた場合について考えてみたいと思います。

米ドル建て終身保険はドルで積み立てることになるので、値として確実に積み立つのはドルです。

私の場合教育資金として350万円程度あればいいと思っていたので、32000ドルを目標積立金額としてます。

次のグラフは積立金額である32000ドルを引き出す際の為替レートを変えてみた場合のシミュレーション結果です。

※計算を単純化するために、積立比率がずっと3.5%だと仮定した場合の為替相場について考えます。

為替レートと受取額

横軸:為替レート
縦軸:ドルでの積立総額を各為替レートで円に換算した値と、払込み総額との差額

グラフの84円のところで差額が0円になっていることがわかるかと思います。

つまり為替が急落しても84円以下にならない限り、損はしないということですね。

ただ、このシミュレーション現実的ではありません。

なぜなら為替の変化がこんな感じになっているシミュレーションだからです。

ドル円相場

縦軸:為替レート
横軸:払込開始からの年数

17年目までは為替レートがずっと110円だったのに、受け取る年に急落するといった場合の試算になるので、非現実的ですよね?

そのため、もう少し現実的にするために、ドル円相場が最終的な為替レートまで緩やかに推移する場合(下のグラフ)という条件でもう一度、シミュレーションしてみました。

ドル円相場


縦軸:為替レート
横軸:払込開始からの年数

為替レートが緩やかに推移する場合の払込差額と受け取り金額の差額はこんな感じになりました。

為替レートと受取額

横軸:為替レート
縦軸:ドルでの積立総額を各為替レートで円に換算した値と、払込み総額との差額

損益分岐点が76円ぐらいまで下がりましたね。

なんでこんなことになるかって言うと、為替レートが下がることで、毎月の支払額が下がるため、結果としては払込する円の総額が低くて済んでしまっているために、結果としてどれだけドルが暴落しても損はしない構造になるわけですね。

こうやって考えてみると一番理想的な為替の推移が見えてきますよね。

払込期間中は円が上がる傾向で、払込が終わってから円が下がる場合は支払う円の総額は予定より少ないのに、最終的に貰える円の総額は予定よりも多くなりますね。
(逆だと最悪ですね・・・・)

まあ、為替なんて誰にも読めないので夢物語といえばそれまでですけどね。

結論としては、円高になる場合でも76円まではおそらく損はしない!


円高の場合は最終的な金額(円)が減る点にも要注意

上のシミュレーションの結果から引き出す際に円高になっていた場合でも、なかなか損はしないことがわかったかと思います。ただ、注意しないといけないのが円高になった場合には目標としては貯蓄額(円)がたまらないことです。

例として目標350万円、18年目の為替が100円だった場合もろもろのお金はこんな風になってます。

目標金額(A)350万円
実際の支払額 (B)263万円
貰える金額 (C)318万円
目標金額と貰える金額の差額(A)-(B)32万円
貰える金額と支払総額の差額(C)-(B)55万円

実際に支払った金額よりも貰える金額は55万円も多いため、うまくお金を増やすことができていますが、もともとの目標である350万円が貯まっていません

350万円が絶対に必要である場合にはどこかから32万円を捻出しなければなりません。

このように米ドル建て終身保険の場合には為替の影響を受けることで、本来の目的とした貯蓄額に到達しない可能性もあります。

米ドル建て終身保険を貯蓄目的で行う場合には、差額分を補えるよう、他で貯金をするなどの工夫をしておくなどのリスクヘッジは必要かもしれませんね。
いくら差額がでるのかが読めないことも米ドル建て終身保険難しさかもしれませんね。

米ドル建て終身保険の円高に推移ときの損益分岐点と円高の場合の注意点でした。

最後までご愛読ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました