ドコモの夏モデル発表会から見る今後のスマートフォン市場、スマホおかえしプログラムは意外とありかも

ドコモ2019年新機種IT

こんにちは、ガジェットオタクのしみたくです。

本日ドコモの2019年夏モデルが発表されました。

ドコモの新料金プラン(分離プラン)が発表されて以来はじめての新機種発表会ということもあり、注目度が高いです。

本日はドコモの2019年夏モデルから、ドコモの今後の戦略とスマートフォン業界について考えてみたいと思います。


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NTTドコモ 2019年夏モデル

詳しい内容はこちらを御覧ください。

私が注目するのは以下の5機種です。

 

・Xperia Ace SO-02L 48,600円
・Xperia 1 SO-03L 103,032円
・HUAWEI P30 Pro HW-02L 89,424円
・Galaxy S10 SC-03L 89,424円 
・Google Pixel 3a 46,656円

Xperiaは従来どおり2機種構成だが位置づけが異なる

今までのXperiaは無印とcompactの組み合わせで、基本スペックは変わらず画面の大きさ、本体サイズのみが違うため、基本的にハイエンドモデルと同じ位置づけでした。。

しかし、今回のXperia Ace(昔で言うcompactに該当)は画面サイズだけでなく、CPUがSnapdragon630なので、完全にミドルレンジモデルの位置づけです。

Snapdragon630はベンチマークスコア的にはXperia Z5のSnapdragon810と同等スペックなので、動作面ではちょっと心配ですが、LineやWEBブラウジング等での利用には十分かもしれません。

性能は低いままで割り切るからこそ、端末代も5万円切るお手軽な端末に仕上がっています。

他社より低めの価格設定

今回のドコモの新機種ですが、端末価格の面でかなりドコモの努力が見受けられます。

特に顕著なのがHUAWEI P30 Pro HW-02L 89,424円です。

HUAWEIのフラッグシップモデルであるP30 ProはSIMフリーでも12万円近くしますが、ドコモはまさかの9万円切りです。

新料金プランでの買い控えを恐れて少し挑戦的な価格設定だと思います。

「スマホおかえしプログラム」による端末割引も発表

スマホおかえしプログラム
画像引用元:NTTドコモ

やはり登場しました、新割引プログラム

「スマホお返しプログラム」はドコモで対象の機種を購入した際に、その機種を2年後にドコモに返却して次の機種を購入した場合、最大12ヶ月分の端末代金が割り引かれるというものです。

これすでにauとソフトバンクが提供している半額サポートなるものと内容はほぼ同じです、

iphone Xが発表されたときにあまりに高すぎるので、端末を返してくれるなら、端末代を半額で提供するというものです。

この新プログラムについては2点言いたいことがあります。

わかりにくい割引がまた始まった

せっかくわかりにくい料金プランを整理して新料金プランを出したのに、わかりにくい割引サービスを出してドコモは一体何をしたいのでしょうか。

この新プログラムで新しく登場しました、36回分割。

端末を2年後に返却すると最大で12ヶ月分の支払いが免除されるということは、2年経ったら端末を買えたほうがいいのか、使い続けたほうがいいのか迷わされます。

どうせ、店頭でも2年後に機種を返却した場合の想定で金額を提示するから、
せっかくなくなった「実質」という言葉がまた復活します。

きっとこれからもいろいろな割引が登場するので、結局大半の消費者はよくわからないまま携帯代金を支払うことに変わりはないでしょう。

ただし、内容的には結構魅力的でもある

上では少し文句を書きましたが、このプログラムは内容的には魅力的な面もあります。

もしGalaxy S10+を「スマホおかえしプログラム」を購入して買った場合

端末代金(全額)101,088円
プログラム適用後67,392円
割引額33,696円

「スマホおかえしプログラム」を利用した場合、最大で33,696円の割引を受けることができます。

ここで割引額と天秤にかかってくるのが、2年後のGalaxy S10+の売買価格です。

2年落ちの中古のAndroidスマートフォン(GalaxyやXperiaなど人気モデルに限る)の場合、端末の売買価格の大体の相場としては2万円から3万円ぐらいです。

「スマホおかえしプログラム」を使った場合でも中古で売った場合でもそこまで大きな金額の差はないのでどっちもどっちに思えますが、「スマホおかえしプログラム」のほうがいいかもしれません。

その理由は、中古で売る場合にはスマートフォンの状態で金額が大きく左右されるためです。

私はGalaxy S8を愛用しているのですが、1年半年ぐらい使った辺りで、充電端子のグラつきや有機EL特有の画面の焼付きなどが発生し始めており、もしこの端末を中古で売ろうとしても大したお金にはなりません。

その点、ドコモ公式の「スマホおかえしプログラム」であれば、そこまで厳しい基準ではない可能性が高いので、割引をしっかりと受けることができます。

そう考えるとこの割引プログラムは悪くはないのではないかと思います。


今後のスマートフォンは機能特化型で勝負

ドコモに限らない話ですが、2019年夏モデルの新機種で今後のスマートフォンのトレンドが如実に現れています。

私なりに、この夏モデルをプロットしてみたのがこちらです。

夏モデル ポートフォリオ

縦軸がスペック、横軸を機能特化型か全方位型かどうかでプロットしてみました。

全方位型というのは、基本的にカメラやディスプレイ、CPU、認証方法など全体的に高いレベルでまとまっているiphoneやGalaxyのような端末のことを指しています。

一応iphoneも入れていますが、夏モデルだけで話をすると、各社が如何に競争を避けて、特定分野で勝負をかけているかがわかります。

ハイスペック市場は各社で差別化を図る

Galaxyはスマホ市場でもトッププレイヤーなので、ハイスペックで全方位的に抜けがないので、より良いものを求めるアーリーアダプターやとりあえずいいものを求めるレイトマジョリティに刺さります。

それに対して、特徴的なのがXperiaとHuaweiの立ち位置です。

Xperiaは4Kかつ超縦長ディスプレイで、スマホで動画をよく見る層を狙いに行っています。

逆に言うと、Galaxyやiphoneのような全方位的な端末の開発からは一歩引いた印象です。

HUAWEIは圧倒的にカメラ需要を狙っています。

4眼カメラで天の川銀河まで撮れるP30 Proはガジェットオタクや写真オタクが一度は触ってみたいと思わせる魅力があります。

ディスプレイがフルHDだったり顔認証のレベルが低かったりすることからも、カメラに特化した戦略がHUAWEIの軸となっています。

このように各社差別化を図っており、意外と綺麗に棲み分けできることから、そろそろスマホを買えたいな~っていう人にはニーズに応じてどの端末をおすすめするかが割と簡単です。

ミドルレンジはまだまだ潜在ニーズあり

ミドルレンジはハイスペックよりもCPUやカメラディスプレイなど随所でスペックダウンが見られるが、その分価格が抑えられた端末が中心の領域です。

新料金プランで端末への割引がなくなってしまった今、スマホは最低限の機能を使えればいいと思っているこの層は爆発的に拡大する可能性があります。

私が特に注目したいのは、Google Pixel 3aが出してきたような、2年前のフラッグシップモデルと同等のスペックを積んできたミドルプレミアムと呼ばれるレンジです。

安くていい端末が増えてきたとはいえ、わざわざお金を出してスペックの低いスマートフォンに変えたい人はいないでしょう。

そうなると最低でもスペックは据え置きで、そこまで高くない金額(5万円以下ぐらい、6万超えるとハイスペックに割引きつけた値段と変わらなくなってくる)の端末のニーズが増えてくると思います。

Pixel3aはSnapdragon670を積んでいるので、ミドルレンジにしてはスペック高めです。

しかもカメラはPixel3と同等レベルと維持しているとのことなので、2年前のフラッグシップを使っている人には絶好の乗り換え先かもしれません。

他にはauが発売予定のHUAWEI P30 lite Premiumもおなじ市場を狙った端末があります。

携帯キャリアとしてはこの辺りのちょうどいい端末を投入しすぎると、値段が高いフラッグシップモデルが売れなくなるので、後ろ向きかもしれませんが、買い控えされるのもそれはそれで嫌でしょう。

どれぐらいフラッグシップが売れるのかを各社が様子を見ながら、このミドルプレミアムのレンジに注力すべきか検討している状況だと思います。


最後に

ドコモの新機種と新割引プログラムを受けて、今思うことをざっと書いてみました。

相変わらず携帯料金は今後もわかりにくそうです。

でもだからこそ、分かる人が得をできるそんな皮肉な構造でもあります。

ちなみに私はGalaxy S10かP30 Proに乗り換えるつもりです。

でも対象はdocomo with回線なので、機種変更ではなく、白ロムで購入しようと思ってます。

これからもスマートフォン業界から目が離せません!

最後までご愛読ありがとうございました。

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