煽り運転するやつは中学生以下のガキだ!そろそろ本気でアンガーマネジメントの教育をしたほうが日本のためになる

運転社会問題

こんにちは、しみたくです。

ここ数年、ドライブレコーダーの普及に伴って急激に報告があがってきたあおり運転、最近では傷害事件にまで発展した宮崎容疑者の件や、堺市の僧侶の件、横浜新道の高齢者の件など度々ニュースになっています。

今日は、あおり運転について、あおり運転の原因とあおり運転がない社会にするにはどうしたらいいのかを考えていみたいと思います。


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どうして人はあおり運転をしてしまうのか

あおり運転がニュースで取り上げるたびに思うのが、「なぜこんなにもしょうもないことをする人間がこんなにもいるのだろうか」ということです。

朝のニュース番組「スッキリ」ではあおり運転は「認知のゆがみ」が原因だと言っていました。

認知のゆがみとは、自分はこうあるべきと決めつけてしまい、それを証明するために正義感を振りかざしている状態のことを指すようです。

確かに、悪質なあおり運転をしている人のドライブレコーダーを見ていると口々に発せられる言葉はまるで自分が被害者であるかのような発言です。

宮崎容疑者の隣でガラケーで写真をとっていた女もこう発していました。

「あっちが先にあおり運転をしてきたんですよ」

自分たちはあおり運転をされた被害者なんだ、だからあおり運転をやり返して、終いには顔面を殴ってやったということですね。

半沢直樹じゃあるまいし、「やられたらやり返す」という発想自体が非常に稚拙で大の大人の行動とはとても思えません。

こうして考えてみると、あおり運転をする人の特徴が浮かび上がっています。それは一度自分の腹が立つことをされてしまったら、すぐに沸点に達してしまい自分を制御できないということです。

宮崎容疑者は警察の取り調べに対して、「力を込めて殴ってしまった」、「やりすぎた。反省している」と語ってそうです。

また、大阪の堺市で僧侶があおり運転をしたときも、最終的にはこう語っています。

「正直、危険な運転は相手からしてきたことだ。今回の事件で、私の職業は直接関係ないが、坊さんとしてどうなんやと言われると、反省しています。人として行き過ぎたことでした

あとで反省するぐらいならやるなよ、って思います。

怒っている最中は正常な判断は不可能

怒りに身を任せて、行動した後に待っているのは必ず後悔です。怒っているときというのは正常な判断能力を失っており、善悪の区別もつかない状態です。自暴自棄にもなっているので、自分の行為が法に触れるような行為だったとしても、その場の勢いで実行に移していまいます。

この人間の特性について、なるほどなと思ったことがあるのでご紹介します。

性的興奮状態の自分は自分さえ知らない自分である

「予想通りに不合理」という行動経済学の本の中で著者は面白い実験をしています。

本書では、性的興奮状態が人間の意思決定能力にどんな影響を与えるかを検証しています。

どんな内容かと言うと、冷めた状態(興奮していない状態)と性的に興奮した状態でアンケートを取り、その回答にどれほどの違いがあるかを検証するという内容です。

結果は、性的に興奮していると興奮していない状態では回答に大きな差がありました。「コンドームを使用するか?」という質問に対しては、「コンドームなしで性行為をする」という回答が、興奮状態ときのほうが、冷静な状態に比べて25%も多いのです。

コンドームの重要性がこれだけ叩き込まれているのに関わらず、性的に興奮している状態では25%も多くの人が誤った判断をしてしまうということになります。

怒りについても全く同じことが言えるのではないかと思います。冷静な自分でいるときは、「そんなことするはずない」と思っていながらも、いざその場に立ってみると、冷静な判断力を失い怒りに身を任せてしまっているのです。

いわば自分さえ知らない自分がそこにいるということなのです。

明石市の市長が部下に対して暴言を吐いて辞任していたこともありましたね。市長ともあろう人があんなひどい暴言を吐いていいとは思ってはいないはずです。ただしそれは自分が冷静な判断力を持っている(興奮していない状態)時に限る話なのです。明石市長の発言は、怒り狂って興奮状態になり、後先も考えずに行動してしまった悪い例です。

ここで何が言いたいかと言うと、どれだけわかったつもりになろうとも、いざ興奮状態になると自分を見失ってしまうのは人間の悲しい性だということです。

だから言って、あおり運転する人を擁護するつもりは毛頭ありません。興奮状態で自分をコントロールできないということを理解していないことが1番愚かだと思うんです。

怒りのコントロールしたいなら、たった6秒間待てばいい

怒りをコントロールする方法として有名なのが、「イラッとした瞬間から6秒間は何も考えないこと」(6秒ルールと言いましょう)です。怒りの感情が湧いてきた瞬間からゆっくりと頭の中で1秒1秒をカウントしていけば、自ずと怒りのピークは過ぎ去っています。

こうして自分の怒りをコントロールすることをアンガーマネジメントと呼びます。

怒りのピークが過ぎていれば正常な判断力を取り戻すことができるようになります。宮崎容疑者や僧侶のあおり運転も怒りのピークがずーっと持続しっぱなしだから、あおり運転や暴力を奮ってしまうんです。

たった6秒待てばいいなんてめちゃくちゃ簡単ですよね。でもこんなにも簡単なことができない大人が山ほどいるのはなぜなのでしょうか?

それこそまさに、興奮状態で正常な思考能力が働いていないことが原因でしょうか。

6秒待てばいいとはわかっていても、いざ興奮状態になると「6秒ルール」こと自体を忘れてしまっているということです。

怒りが怒りを呼んで増殖する

かなり(今から5~6年ぐらい前)昔に「ホンマでっかTV」でおもしろことを言っていました。

頭にきたときには、スマートフォンの画面の傷を数えればいい、という怒りへの対処法でした。

一見すると??で意味がわかりませんよね。でも実はかなり理にかなった対処方法だなと感心します。

なぜかというと、怒りという感情は、怒りが怒りをよんで増殖していくからです。なにかイラッとしたときに、その人のことを考えると思い出して怒りがこみ上げることってありませんか?怒りの感情が自分の中をぐるぐると回って次第に大きな怒りの感情になっていくのです。

「ホンマでっかTV」のこの対処方法は、この怒りの増殖サイクルを断ち切るための手段として、「スマホの画面の傷を数える」という単純作業に没頭させているのです。スマホの傷ってなかなか見つけにくので目を凝らして見る必要があります。そうすると、怒りのサイクルから思考が完全に離れ、次第に怒りの感情がなくなっているのです。

もしイラッとすることがあったら、実践してみてください。スマホの傷じゃなくてもなんでも良いです。なにか単純作業で頭をいっぱいにできればそれで良いんです。

単純作業への逃避は怒りよりも悲しみに有効

ちなみにこの方法は怒り以上に「悲しみ」に対して有効な方法です。

例えば恋人に振られて落ち込んでいる時、頭の中はその人のことでいっぱいになりますよね。「あんなところに行って楽しかったな。」、「一緒に〇〇に旅行に行きたかったな」、「一緒に○○したかったな」・・・と頭の中には別れてしまった恋人のことが堂々巡りのように溢れてしまいます。

こうした思考になると、いつまで経っても立ち直ることはできませんよね。「別のことを考えろ」と言われたって頭の中にはあの人のことでいっぱいだから入る余地なんてないんですよね。

でも、スマホの傷を数えるような超単純作業なら、意外とすんなりと思考に入り込んできます。傷を探すことに没頭していると、あら不思議!振られた恋人のことが頭からきれいに無くなります。

ただし、この方法は根本的な対処ではなく、一時的なものです。たまに泣きすぎると過呼吸になる方もいるようなのでそうした方にはこうした超単純作業に逃げるような方法は結構役に立つのではないでしょうか。

アンガーマネジメントを教育カリキュラムに組み込むべき

話を怒りに戻しますと、こうして考えてみるとアンガーマネジメントで6秒間待つ癖を付けるのがいかに難しいことかがおわかりいただけるかと思います。では正しく怒りをコントロールするにはどうすれば良いのでしょうか。

それは、日頃の地道な努力で無意識的にその行動が取れるレベルまで定着させることだと思います。

6秒間待てばいいことを知ったなら、まずはちょっとしたこと、本当に些細なイライラに直面したときに「6秒間ルール」を思い出して、実践していきましょう。

最終ゴールは「どんな怒りに対しても6秒待てる人間」ですが、いきなり最終ゴールを目指すのは高望みしすぎです。まずはほんの些細なこと、まだ自分に正常な判断能力が少しでもあるレベルから「6秒ルール」が頭をよぎるように地道に訓練を重ねていくのです。

今日明日とか1ヶ月2ヶ月の話ではありません。数年単位で着実に身に着けていくようなスキルだと思います。そうなると、大人になってからこの「6秒ルール」を知ることは遅すぎるんです。

遅くとも高校生、中学生の段階から、この怒りとの向き合い方「アンガーマネジメント」教育を推進していくことがこれからの日本のためには必要なのではないでしょうか。

怒りに任せた行動で吉となることなと何一つない、そのことはすでに全国民がわかっているのではないでしょうか。それならば怒りに任せて行動させないようにすることことが、1番重要ではないかと思う次第です。

もしこの記事を読んでくださっている教職員の方がいましたが、ぜひ子どもたちに怒りをコントロールできない残念な大人にならないように「6秒ルール」を教えてあげてください。

最後までご愛読ありがとうございました。

 

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