ビデオカメラに4Kは必要なのか?ソニーの4Kカメラを買ってみてわかった4Kの脆さとフルHDの強さ

4KカメラIT

こんにちは、しみたくです。

4K対応のビデオカメラがかなり普及してきまいしたが、それでもまだフルHDのビデオカメラと比べると値段にかなりの差があるため、フルHD対応のビデオカメラも根強い人気があります。

私は今年の3月に子供の出産があったので、この機会に思い切ってソニーの4Kカメラを購入しました。

4Kビデオカメラを1年近くを使ってみて、「ビデオカメラに4Kは必要なのか」という問いに対しての私なりの考えをまとめてみました。


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ビデオカメラの4K対応とは

4K
image:360.com

ビデオカメラの4Kとは「4K解像度」のことで、横4,000×縦2,000前後の画面解像度に対応した映像に対する総称です。4Kと聞くと4Kテレビが思い浮かぶ人が多いかと思います。

あれは画面の解像度(鮮明さ)が横4096×縦3112の画素で構成されたテレビのことで、そのテレビの解像度を余すこと無く使うことができる映像を撮影できるのが4Kビデオカメラです。

4Kの下はフルHDと呼ばれる解像度で、これはブルーレイディスクや地デジの解像度に匹敵します。地デジの画質を「汚いな」と思って見る人は少ない方に、フルHDでも人間の目には十分綺麗な映像です。

4Kビデオカメラは4Kの映像を撮ることができる上に、もちろんフルHDの動画も撮影することができます。

私が購入した4KビデオカメラはSONYのFDR-AX45

ソニーの4Kビデオカメラ
image:sony

私が購入した4Kビデオカメラはソニーのハンディカム FDR-AX45です。購入当時の価格は7万4千円で、1万円キャッシュバックキャンペーンが開催中だったので、実質は6万円程度で購入できました。

そのひとつ下のフルHDのビデオカメラが4万円前後で販売されていたので、約3万円多くお金を払い4Kを手に入れた形になります。

余談ですが、4Kに限らずビデオカメラはソニーをおすすめします。その理由は超強力な空間光学手ブレ補正を備えた唯一のメーカーであるためです。

ビデオカメラは遠くからズーム機能を使って撮影する機会が最も多いと思いますので、一番気にすべきは手ブレです。等倍撮影時にはあまり気にならない手ブレも20倍、30倍とアップすればするほど、ちょっとの手ブレが映像に大きな影響を与えてきます。

ソニーのビデオカメラであれば空間光学手ブレ補正により、手ブレの影響をかなり抑えることができます。4Kビデオカメラだけではなく、フルHDのモデルにも空間光学手ブレ補正は搭載されています。

ビデオカメラに4Kは必要なのか?

それでは本題である「ビデオカメラに4Kは必要なのか?」に入りたいと思います。

結論から言っておくと、必ずしも4Kは必要ないというのが私の出した結論です。これからその理由を説明していきます。

4Kカメラが必要ない理由①:4Kテレビがあればいいわけではない

よく家電量販店でビデオカメラを見ていると、「家のテレビは4Kですか?」とテンプレのように聞かれます。私の家のテレビは4Kテレビなので、「はい」と答えると、「じゃあ絶対に4Kビデオカメラがおすすめですよ!」という風に4Kビデオカメラを勧められます。

一見すると理にかなった商売文句なのですが、実際に購入してみていろいろと気付かされました。

4Kテレビで4K映像を再生できるのはビデオカメラを直差しした時のみ

「4Kテレビを持っている=4K映像を再生できる」というのは間違いではないのですが、もうちょっと真剣に考える必要があります。

ここで言う、「4K映像が再生できる」というのはビデオカメラにHDMIケーブルを直接接続して、テレビに映像を出力したときのことを指しています。確かにこの構成であれば4K映像を再生できるのですが、忘れてはいけないのが4K映像の容量です。

4K映像を64GBのメモリに保存した場合に、保存できる4K映像の時間は76分が限界です。(64GBはソニーのハンディカムの内蔵メモリが64GBなので)

つまり76分を超えて動画を撮影する場合には、過去にとった映像はどこか別の場所に避難させないといけなくなります。ここが一番の問題点です。

皆さんであればどこに避難させますか?

パソコンに保存するのであれば、4K映像を出力できるスペックを備えたPCでなければデータを移した後に4K映像を再生することはできなくなります。また、4K映像は容量を食うのでPCの容量問題も発声します。

外付けHDDに保存するのであれば、もうその映像を再生することは殆ど無いでしょう。

ブルーレイレコーダーに保存する方法もありますが、お使いのブルーレイレコーダーは4K出力に対応したモデルのブルーレイレコーダーですか?そうでなければ4K映像は再生できません。

このように、ビデオカメラの容量が空いているうちはいいですが、新しい動画を撮り溜めていくうちに、過去に撮影した4K映像は保存方法次第で2度と再生できなくなってしまいます。

私が実践している4K映像の保存方法

じゃあ私はどうやっているかというと、ブルーレイレコーダーとNASの2段構えで保存しています。NASの説明は割愛しますが、私のブルーレイレコーダーは4K対応なので、4Kビデオカメラで撮影した4K映像は一旦ブルーレイレコーダーに取り込み、バックアップのためもNASにも保存をしています。

ブルーレイレコーダーは2TB、NASは4TBのRAID構成なので、万が一HDDが故障してもデータは守られるように万全を喫しています。

4Kテレビがあるからとって4Kビデオカメラを買うのはNG!
動画を保存する機器の対応状況も確認必須!

4Kカメラが必要ない理由②:Googleフォトならフレームレートを維持したままフルHD動画まで無制限アップロード

Googleフォトとは

Googleフォトというアプリをご存知でしょうか。Googleが提供するフォトアプリで、自分の写真や動画をGoogleのデータセンタに保管して、インターネットからいつでもアクセス可能にしてくれる神アプリです。

Googleフォトについてはこちらの記事で解説しています。

このGoogleフォトで素晴らしすぎる点が、動画のバックアップの際にフルHD解像度の動画のバックアップの際にフレームレートを維持したままバックアップしてくれるという点です。

フレームレートとは

「フレームレート」とはfpsという単位で表現されます。動画は複数の写真をパラパラ漫画のように流して作られています。このときに1秒間に使われるフレーム(写真)の枚数を示す単位がフレームレートになります。

フレームレートが高いほどなめらかな動画になります。

ここで重要なのが、2019年現在のビデオカメラでは4K映像とフルHDの映像では再映できる最大のフレームレートが異なるという点です。

標準的なビデオカメラの録画できる最大のフレームレート
4K映像:フレームレートは30FPS
フルHD:フレームレートは60FPS

4K映像は1枚1枚の画像が鮮明ですが、1秒間に使われる写真は30枚です。一方でフルHD映像だと画像は4K映像には劣りますが、1秒間に使われる写真は倍の60枚です。つまり綺麗さはそこそこでよりなめらかな映像が撮れるのがフルHDの強みということです。

4K映像をGoogleフォトにアップロードしたらフルHDに変換される

GoogleフォトはフルHD映像の無制限アップロードに対応していますが、4K映像をアップロードできないわけではありません。有料プランを契約すればそのままの4K映像をアップロードできますが、無料プランだと、そのままの4K映像は保存されず、フルHDに変化されてしまします。

このときにどういったことが起きるかというと、同じ映像を4Kで撮影していた場合、GoogleフォトではフルHD30FPSの動画となって保存されます。一方でフルHD60FPSの映像はそのままのフレームレートで保存されるため、フルHDで撮影していたほうがGoogleフォトを使う場合にはより高品質な映像を残すことができるのです。

4Kカメラが必要ない理由①でも説明したように、4K映像の一番のネックはその容量のデカさです。この容量の問題もフルHD動画ならGoogleフォトで一発で解決します。

動画は容量が大きいのでスマートフォンで持ち歩くのはなかなか困難ですが、Googleフォトにアップロードしておけばインターネット接続完了さえあれば常に動画を見ることができるので、急に「あの動画を観たい!」と思ったときも再生することができるようになります。

Googleフォト使いならフルHD動画が断然使いやすい!
60fps動画をそのままの画質で保存できるのは魅力的!

4Kカメラが必要ない理由③:4K対応のためにいろいろと失うものがある

序盤に4KビデオカメラならフルHDも撮影することができると言ったので、もしかすると、「大は小を兼ねるのであれば、4Kビデオカメラでいいじゃん」と思う人もいるかも知れません。

確かに、撮影できる画質の面ではその通りなのですが、4KビデオカメラとフルHDビデオカメラの違いにはいろいろと異なる点があります。

4KビデオカメラはフルHDよりもふた回り大きくて重い

4KビデオカメラとフルHDビデオカメラの大きな違いはビデオカメラ本体のサイズと重量です。

SONYのビデオカメラで比較していましょう。

モデルFDR-AX45HDR-CX680
4K対応対応非対応
本体サイズ73.0×80.5×161.0mm57.5×66.0×121.0mm
重量約535g約305g

こちらの比較表をみるとわかるように、4KビデオカメラはフルHDよりもかなり大きいです。家電量販店に行く機会があればぜひそのサイズの違いにも注目してみてください。

特に重要なのが本体の重量です。フルHDビデオカメラの305gに対して、4Kビデオカメラは535gと1.7倍近くの重量となっています。

ずっと手に持って撮影する場合に、4Kビデオカメラのこの重量は結構しんどくなる重量です。こちらもぜひ家電量販店で実物をもって見てください。フルHDビデオカメラが数値以上に軽く感じるはずです。

4Kビデオカメラはかなり高い

冒頭にも申し上げましたが、4KビデオカメラはフルHDビデオカメラに比べてかなり高いです。執筆時点での価格.comでの最安値がこちらです。

モデルFDR-AX45HDR-CX680
最安値¥72,864¥41,748

2倍とまではいきませんが、4KビデオカメラはフルHDカメラよりも3万円近く高い値段になっています。4K映像が撮影できる以外に大きなメリットがない現状を考えると、この3万円はちょっと価格差が開きすぎではないでしょうか

1万円程度であれば思いきってハイグレードモデルを買ってもいいかもしれませんが、ここまで値段に差があると考えさせられます。

ましてこれまで述べてきたような理由から、4K映像ではなく、フルHD映像のほうが扱いやすいと慣れば、高いお金を払って4Kモデルを買う必要はほとんどないのかもしれません。

4Kビデオカメラはデカくて高い!
一度は家電量販店で実物を確認をすべし!

結論 迷うようならフルHDモデルにしとけばいい

4Kカメラが必要ない理由を3つ書きました。これらの理由から私は4Kビデオカメラよりも使いまわしの良いフルHDビデオカメラを購入するほうがきっと賢い選択だと思います。

もし4KモデルとフルHDモデルで迷っている方がいれば、とりあえずはフルHDモデルで様子を見るのが良いかと思います。現状4K60FPSのビデオカメラは市場に出ていません。60FPSの恩恵はフルHDしか受けることができませんが近い将来4K60FPSが出てくることでしょう。その頃には、もっと自宅の家電も4K対応した製品が増えてきていると思うので、そのときに改めて買い替えを検討すればよいのではないでしょうか。

おすすめのフルHDビデオカメラはSONYのHDR-CX680です。

それでも4Kがいいと思うならSONYのFDR-AX45がおすすめです。(私はこれを使ってます!)

最後までご愛読ありがとうございました。

 

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