Wpx SpeedはMixhostを意識したコスパ抜群のレンタルサーバー Wpxクラウドの後継はこれで決まり!

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こんにちは、しみたくです。

このブログはエックスサーバーのwpxクラウドにて運営されているのですが、先日、エックスサーバーからwpxクラウド/レンタルサーバー新規販売停止のお知らせが届き、後継サービスのWpx Speedへの移行推奨案内がきました。

私はとあるレンタルサーバーのサービス企画をやっていたこともあり、この分野にはそこそこ精通しており、エックスサーバーやさくらインターネットなど大手のレンタルサーバー会社にも知り合いがおります。

今日はそんなレンタルサーバーの中の人であったこもあるしみたくが、wpxクラウドの後継サービスとなるWpx Speedについて個人的な感想について書きたいと思います。


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エックスサーバーの「Wpxクラウド」とは

最低限のスペックが月額500円から使えるクラウド型のレンタルサーバー

まずはwpxクラウドのおさらいからしておきますと、wpxクラウドとはエックスサーバーが運営するWordpress専用のレンタルサーバーで初期費用0円で最低月額が500円という超低価格から利用できるのが魅力のレンタルサーバーです。

世界で一番使われているCMSがWordpressでブログやアフィリエイトサイト、大手の公式サイトなど多様な用途で使われています。

またWpxクラウドはWordPressの設置数が一個だけであったり、ディスク容量が10GBと他のレンタルサーバーと比較すると機能面で劣るように見えますが、複数サイトを運営するような本気のブロガーでない限り、1サイトで容量10GBは割と十分な容量です。

139記事執筆した現在で使用した容量は1.4GBで上限の10GBまではまだまだ余裕があります。複数サイトになるとこの1.4GBがいくつも立ち上がるため10GBでは心もとないですが、1サイトなら全く問題がありません。

そしてなによりも素晴らしいのが、このスペックがたったの月額500円で利用でき、容量や転送量が増えてきたら、上位プランへの切り替えによってスペックを上げることができる点です。

レンタルサーバーは割とプランが固定されていて、上位プランへの切り替えの際に、サーバー移行というとてつもなく面倒な作業がつきまとってきますが、Wpxであればパネルから簡単に上位プランへの切り替えが可能です。

Wpxクラウド、Wpxレンタルーサーバの新規販売が停止

9月24日の正午過ぎ、エックスサーバーから一通のメールが届きました。

平素はwpXをご利用いただき誠にありがとうございます。 wpX インフォメーションではwpXをご利用いただいている お客様に最新情報・キャンペーン情報をお届けいたしております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  
「wpXクラウド」「wpXレンタルサーバー」の  新規お申し込み受付終了のお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この度wpXでは、2019年10月24日(木)正午をもちまして 「wpXクラウド」「wpXレンタルサーバー」の新規受付を終了いたします。 今後は2019年9月24日にリリースいたしました 超高速クラウド型レンタルサーバー「wpX Speed」のご利用を 是非ご検討ください。

エックスサーバーからのメール

急すぎる新規販売停止にかなりびっくりしました。ただし、新規受付を終了しただけで、サービスを止めますという案内ではなかったのでとりあえずは安心しました。

そして気になったのが、この文言

2019年9月24日にリリースいたしました 超高速クラウド型レンタルサーバー「wpX Speed」のご利用を 是非ご検討ください。

エックスサーバーからのメール

wpX Speed??初耳でしたが、当たり前ですね。Wpxクラウドの販売終了の案内と同時に、実質的な後継サービスとなるサービスをリリースした形となります。

Wpxクラウドの後継サービス「Wpx Speed」とは

WordPress専用に最適化した超高速クラウド型レンタルサーバー

Wpx Speed
image:エックスサーバー

Wpx speedはwpxクラウドと同じWordpress専用のクラウド型のレンタルーサーバーです。クラウド型というのは、サーバーのスペックを自由に変更ができる利点があり、サイトの規模に合わせて柔軟にスケールアウトができます。

クラウド型レンタルーサーバーという意味ではWpx SpeedはWpxクラウドと同じですが、その中身は大幅にスペックアップされています。

共用型からリソース確保型へ

一番大きな変更がサーバーの仕様がこれまで共用型からリソース確保型に変更になった点です。

レンタルサーバーといえば1つの仮想マシン上に、何十というユーザーを詰め込むことで、CPUやメモリを共用して使うのが一般的です。リソースは共用して使うことになるため、同じ仮想マシンに収容される別の人が大量のアクセスでリソースを食い散らかしているときには、その影響を受けてサーバーの動作が重くなってしまいます。

場合によっては、同じ仮想マシン上の別のユーザーが不正アクセスされ、DDoS攻撃の踏み台にされてしまい、同じ仮想マシンに収容されるユーザー全員がブラックリストに登録されてしまうような場合もあります。

そういった不安がWpx Speedでは払拭されます。

CPUとメモリが専有で割り当てられるので、他のWpxユーザーがメモリやCPUを消費している場合でも、仮想的に分離されているためその影響を受けることはないとのことです。

確かに従来の共用型ではなく、仮想専用型を採用した場合には上記のように他社の影響は受けにくくなりますが、Wpx Speedの公式サイトに記載されている内容をすべて鵜呑みにするのは早計です。

なぜかというと、仮想専用型のサーバーはリソースをオーバーコミットさせることができるからです。

例えば、物理筐体に10GBしかメモリがない場合に、5人のユーザにリソースを割り振る場合、一人2GBづつ割り振れば全く問題なく割り振ることができます。オーバーコミットとは、この10GBメモリの筐体を5人で分け合うときに一人あたり2GBよりも多いメモリを割り当てることを指します。

もちろん一人2GB以上割り当てると、物理筐体の10GBを超えてしまうのですが、全員が2GB以上のメモリを消費した場合にはメモリリソースを2GB使うことができなくなります。

こうした状況に陥った場合には、2GBを確保いいながら2GBを使うことができないので、なんだか騙された気分になりますが、こうした収容設計はレンタルサーバーではそれほど珍しいものではありません。

そもそもレンタルサーバーで割り当てられるサーバースペックを100%仕様する状況というのは稀で、全体で平均すると30~40%前後が良いところでしょう。ピーク時を考慮してもう少し厳し目に設計しても、50%程度が実際に使われるスペックとなります。

そうなると、レンタルサーバー事業者としては、使われないスペックのサーバーを用意するのは非常に効率が悪いので、多少オーバーコミットさせて収容することでコストと性能のバランスを保っているわけです。

Wpx SpeedはW2プランでメモリ4GB,CPU3コアで1ヶ月あたり最大2400円と激安です。この分野に関わる人間からすると、このスペックをこの価格帯で実現するにはオーバーコミットで結構きつめの収容にしているのではないか思います。(あくまで個人の意見で、エックスサーバーに確認をとったわけではなりません)

そう入っても従来の共用型よりも利用できるスペックが増えいてるのは事実だと思うので、より安定したサイトが運営できるのがWpx Speedの強みになりそうです。

レンタルサーバーの肝となるストレージに 超高速のNVMe を利用

サーバーの処理速度で一番時間を要するのが、データの読み書きです。昨今ではHDDからSSDの流れが加速しており、レンタルサーバーでもHDDとSSDのプランを2つ用意しているレンタルサーバー事業者やオールSSDで提供している事業者も珍しくありません。

オールSSDのレンタルサーバーでも一歩先を行っているのですが、Wpx Speedは更にその先を行っています。それがNVMeです。

NVMeはまだまだ馴染みのない用語なので簡単に説明しておくと、ストレージにSSDを使うという点ではオールSSDのものと変わらないのですが、違うのは接続のインターフェースです。

従来のSSDはSATA接続というインターフェースでデータの読み書き速度の上限が6Gbpsと言われています。(HDDよりはかなり高速です。)これに対して、NVMe接続のSSDは上限が40Gbpsまで高速化しており、約7倍の高速になっています。

Wpx Speed公式サイトではデータの処理数(IOPS)が従来のオールSSDの16倍まで高速化していると謳っているのもあながち嘘ではなさそうです。

最近では固定回線の10Gbpsが出始めたり、携帯回線でも1Gbpsを超えるほど通信速度は高速化してきました。スマートフォンの高性能かも相まって、NVMe構成のWordpress環境は表示速度を劇的に改善してくれる可能性が高そうですね。

スペック大幅アップなのに値段はほぼ同額という神サービス

オールフラッシュNVMeのリソース専用型にまでスペックアップされると、気になるのが値段です。Wpx Speedの値段がこちらです。

料金が時間課金というAWSやGCPを意識した料金設計になっているのが非常にわかりにくいですが、上限値が設定されており、W1プランだと最大で1200円と非常にリーズナブルな価格設定となっています。ちなみにWpxクラウドの料金表がこちらです。

ほぼ同額のグレードBの場合転送量目安が700GBだったのに対して、Wpx SpeedのW1プランでは2.5TBと4倍近くまで転送量の目安がアップしています。ブログをやっていて記事がばずったときに引っかかるのが転送量です。重めの画像をつかったページなんかはすぐに転送量上限に達してアクセス制限をかけられるケースも珍しくありません。

月額1200円で転送量2.5TBはかなりの高コストパフォーマンスです。

1点だけ残念なのが、最も安いプランで1200円と、WpxクラウドのグレードAの500円からは値上げになる点です。

スペックが上がるのは嬉しいことですが、始めたてのブログや、まだそこまでアクセスがないブログは正直グレードAでも十分安定運用できるレベルです。

スペックアップにより、ページの表示速度が高速化するといったSEO的なメリットもありますが、グレードAを使うレベルのサイトでは、まだ表示速度以前にやることがいっぱいあるため、スペックが上がるメリットはほとんど皆無と言っていいでしょう。そうなると、月額700円の値上げはちょっとだけ残念です。

Wpx Speedに見るエックスサーバーの本気度と焦り

Mixhostをガチガチに意識した料金設計

mixhost
image:mixhost

今回のWpx SpeedはMixhostをかなり意識した作りとなっていることが伺えます。Mixhostは比較的新しいレンタルサーバーですが、そのコストパフォーマンスの高さから急激にシェアを伸ばしているとの噂を耳にした覚えがあります。

1~2年前までは、アフィリエイトやブログはエックスサーバー一択と言ってもいいほど、人気の高いエックスサーバーでしたが、Mixhostの登場でかなりシェアを喰われていたのでないかと想像できます。

そのため、今回のWpx Speedが単純なWpxクラウド/レンタルサーバーの後継サービスではなく、ここまで驚異的なスペックアップを遂げたということになります。

こちらがMixhostの料金表です。

Mixhost 料金表
image:mixhost

公式サイトのトップでは、最も安いスタンダートだと880円と1,000円を切っていますが、3年一括払いという恐ろしい罠があるります。もっとも短い3ヶ月だと月額1,380円となり、Wpx SpeedがW1プランで1,200円とここよりもギリギリ安い値段で勝負してきたことがよくわかります。

メール機能、マルチドメインと他の仕様面でもMixhostに追従

また、これまでWpxクラウドはWordpressに特化したレンタルサーバーで、Wordpressの設置数も1個だったり、マルチドメインも非対応、メールももちろん使えませんでした。

競合であるMixhostはこれら全てに対応しているため、Wpx Speedではこれらにすべて対応してきました。特にメール機能を具備してきたあたりから、本業のエックスサーバーを食ってしまいかねませんが、Mixhostへの流出を危惧しての対応であることがわかります。

MixhostとWpx Speedどっちがおすすめ?

MixhostとWpx Speed、どちらもコストパフォーマンスが高いレンタルサーバーですが、両者の違いについて解説します。

基本的なスペックについては、Wpx SpeedがMixhostをバリバリに意識した設計だけに両者の違いというのはほとんどありませんが、私はWpx Speedをおすすめします。

MixhostよりもWpx Speedをおすすめする点は2つあります。

アクセス急増にも耐えうるオートスケール機能

Wpx Speedの目玉機能の一つに急なアクセス増加があった場合に自動で上位プランに切り替えるオートスケール機能があります。

ある程度ブログをやっていると、Google砲やスマニュー砲、SNS砲などの特需的なアクセスが訪れることもあるかと思います。

こうした突発的なアクセス増加は嬉しいことですが、サーバースペックがそのアクセスに耐えきれない場合、せっかくのアクセスを無駄にしてしまうことになってしまいます。

そんなときに便利なのがオートスケールで、現在のプランで耐えきれないアクセスがあった場合には自動で上位プランに切り替えることで、常に安定した状態を維持することができます。

また、Wpx Speedは時間課金なので、一定時間だけ上位プランにして、通常時に戻ったらもとのプランに戻すなど柔軟にプランを変えることで、サーバー費用を最小限に抑えながら、機会損失を避けることができます。

おそらくWpx Speedが時間課金になっているのもこのオートスケールにうまく対応していくためだと思われます。

WordPressのデータ移行が簡単

Wpx Speedの素晴らしい点が「WordPress簡単移行」機能が無料で利用できる点です。MixhostでもWordpressの移行オプションを用意していますが、1サイト9,980円とお金がかかります。(他の移行オプションに比べると格安ですが・・・)

サーバーを引っ越しするときに一番面倒なのが、コンテンツの移行です。Wpx Speedはエックスサーバーが提供中のサーバーだけでなく他のレンタルサーバーからの移行にも対応しているので、今使っているレンタルサーバーを気にしなくてもいいのが素晴らしいですね。

Wpxクラウド/レンタルサーバーのユーザーはどうすればいい?

現在Wpxクラウド/レンタルサーバーを使っている人は別に急いて準備する必要はなさそうです。エックスサーバーからの案内が以下です。

■ご利用中のサーバーアカウントについて
 すでにご利用いただいている「wpXクラウド」「wpXレンタル
サーバー」のサーバーアカウントは引き続きご利用いただくことが可能です。

また、近日中に「wpXクラウド」「wpXレンタルサーバー」か
ら「wpX Speed」への契約移行機能の提供を予定しております。

詳細が決定し次第、随時メールや公式サイトを通じてご案内いたし
ます。

エックスサーバーからの案内

Wpx SpeedにはWordpressの移行機能があるため、移行するのも一つの手ですが、SSLの再発行や契約内容の変更など、いろいろと面倒な作業は発生します。

エックスサーバーからの案内ではWpx Speedへの契約移行機能を用意しており、後日連絡があるようなので、この機能が提供されるのを待つほうが懸命です。どうしてもWpx Speedを使いたい方は移ってもいいと思いますが・・。

とりあえずは待ちですね。続報を待ちましょう。

最後に

レンタルサーバーの中の人の目線からWpx Speedについていろいろと書きました。こうして見直してみてもかなりコストパフォーマンスが高い素晴らしいサービスである予感がしてきますね。

今使っているサーバーが遅くて困っている方、Wpx Speedを検討されてみてはいかがでしょうか。

Wpx Speed公式サイトはこちら

最後までご愛読ありがとうございました。

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