iphone11発売後も売れ続けるiphone8、ハイスペックスマホは求められていないのかもしれない・・

iphone8が売れているIT

こんにちは、スマートフォンオタクのしみたくです。

先月iphone11シリーズが発売されましたね。昔ほど新型iphoneの発売が盛り上がらなくなってきた光景を見ると、スマートフォン業界全体が一段落した感じがして少しさみしくなります。

発売されたばかりのiphone11ですが、家電量販店ではなんと未だにiphone8のほうが売れているみたいです。本日はiphone11発売後も売れ続けるiphone8について考察してみたいと思います。


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iphone11発売後もiphone8が1位を獲得中

iphone11以降初めて、1週間のフル集計となった9月23日~9月29日の集計で、なんと一番売れたスマートフォンが2年前に発売されたiphone8という驚きの事態が起こりました。

販売ランキング
元データ:ITメディア

iphone8といえば、2017年発売の端末です。スマートフォンの買い替えサイクルは長期化していますが、それでも一般的な買い替えサイクルが2年程度ですので、iphone8を購入した人はそろそろiphone8を手放す頃なのに、未だにiphone8を新品で購入する人がここまでいることに驚きを隠せません。

Appleはiphone8と同時にiphoneXを発表し、高価格帯へのシフトへ舵を切っています。これまで公表していた販売台数も非公表としましたし、2ラインナップから3ラインナップとし、一番高いiphoneは157,800円と結構ハイスペックなノートパソコンが買える値段となりました。

この戦略の方針自体は別におかしいものではないと思います。なぜかというと、スマートフォンの出荷台数も年々鈍化しており、日本のスマートフォン普及率は85%超えたというデータもあります。ある程度スマートフォンが行き渡ると、新規でユーザーを獲得できないため、1ユーザから貰える金額を増やすのはビジネスでは常套手段です。いままで6万円もらっていたユーザから10万円貰えば、たとえユーザが40%減っても収入は減らないと言うわけです。

そのために、高価格帯へのシフトとして、画面には高繊細の有機ELを使い、高精度な顔認証、トリプル搭載と様々な面からスマートフォンの高付加価値化を進めてきました。

しかし、こうしたAppleの思惑は外れてしまったようです。

新しいiphoneを出した直後でも旧型(それも2世代前)のiphoneが売れている現状は、端的にメーカーの思惑とユーザーのニーズが乖離しているということを示しています。

iphone8がバカ売れしている現状から、新しいiphoneにあるような高精度なカメラや目を見張るような美しいディスプレイ、爆速の処理能力に高いお金を払う購買意欲がないということなのです。

iphone8の購入者はおそらくiphone5,5s,6,6sあたりのユーザが最も多いのではないでしょうか。この機種を使っているユーザは元からスマートフォンにはあまり求めておらず、メールと電話、そこそこ綺麗なカメラの3つがあれば充分というレベルのユーザーです。新しいiphoneに変えたところで、特にやりたいこともないので、今のiphoneを壊れるまで使い続けているのです。

そう入ってもiphone6でさえ今から6年前の機種なので流石に限界です。そうしたユーザーが買い替えを検討した際に、あまりにも高い今のiphoneを見て呆れてしまい、比較的手の出しやすいiphone8を選んだのではないでしょうか。

そもそも6年前の機種を使い続けてきた人たちです。2年前に発売なんて全く気にしません。むしろ今のスマートフォンの進化を知らないのでiphone8でも十分満足して使うことができることでしょう。

iphone X以降のAppleの商品戦略は失敗なのか

個人的にAppleのiphoneX以降の商品戦略は正攻法にやりすぎて失敗していると考えます。

iphone8より前はiphone7とiphone7 plusの2ラインナップ構成でしたが、iphoneX発売でついに3ラインナップとなりました。次のiphoneも、XR,XS,XS Maxと3ラインナップとなり、11でも11,11 pro 11,pro Maxの3ラインナップとなっています。

企業が商品を3ラインナップとする場合、一番売りたい商品を真ん中置くのが定石です。人間の不思議な購買動向に、2ラインナップなら安い方を買うのに、そこに更に高い商品を加えると真ん中の商品(2ラインナップの高い方)が一番売れだすというものがあります。

これは「一番安い商品は質が悪いから安いんじゃないか」という思考を成長させ、損をしたくないために、真ん中の商品を選ぶためだと言われています。

Appleはiphone XSやiphone 11 proを売りたいためにわざわざわかりにくい名前まで用意して3ラインナップ構成をとっていると考えられます。

セオリー通りにラインナップを揃えていますが、残念ながら私はこの戦略は逆効果となっていると考えます。

前述したようにスマートフォンは市場に行き渡っており、基本は買い替えがメインです。そして、そのユーザーは旧型のiphoneからの買い替えです。

例えばiphone6sを使っているユーザが買い替えを検討する際の購買動向を考えてみましょう。

iphone6sから買い替えをする際に、一番新しいiphoneを確認します。すると、先の理由から3ラインナップのiphoneでユーザーの検討対象となるのは一番下のモデルではなく、真ん中のモデル(iphone 11 pro)になるのです。しかし、iphoneの真ん中のモデルは10万円を超える代物です。ここまで価格を出してまでハイスペックを追い求める人ではないため、さらに安いモデルに目移りし、現状最安となるiphone8へとたどり着くのです。ここではiphone11には損をしたくない感情から目が止まらず、どうせなら一番安いのでいいという感情からiphone8を選ぶのです。

iphone 11 pro Maxを除いた2ラインナップなら始めからiphone11が検討対象となるので、もしかしたらiphone11を選ぶかもしれないですが、残念ながら3ラインナップ構成のためiphone11は魅力的に見えないのです。

結局今のスマートフォンに求められる機能ってなんなのか

iphone8がここまで人気であることを考えると、一般ユーザがスマートフォンに求める機能って実は非常に単純なものだと思えてきます。

電話とメール(主にLINE)、最低限の画質のカメラとバッテリー持ち、この4点を低価格で実現したスマートフォンこそが今最も求められているスマートフォンじゃないかと思うのです。

通信キャリアの面でも大手キャリアからMVNOも一定のスピードで拡大しています。通信費が安くなったのに端末代が高いとなんの意味もないですよね。ハイスペックを求めるのは一部のアーリアダプターのみで大半のユーザーがiphone8でも満足できる層であることを今回の販売ランキングが証明して見せました。そろそろスマートフォンの売れ筋がハイスペックからミドルスペックへと変わってくる時期に入り始めた気がしますね。

この話をしていて、この需要にピッタリハマるようなスマートフォンを一つ思いつきました。それはGalaxy M30sです。

インドで販売されているGalaxyスマートフォンで、CPUはミドルレンジのExynos 7904ですが、RAMは4G/6Gと大容量でカメラは48MPのトリプルカメラで必要充分、なによりもバッテリーが6000mAhと怪物級です。Galaxy S10のバッテリー容量が3300mAhなのでほぼ倍です。このスペックでありながら価格はたったの2.4万円と超低価格です。

ミドルレンジが激戦状態のインド市場での発売価格なので、日本で出す場合はもう少し値段が上がると思いますが、安いことには間違いないでしょう。

大手キャリアがこんなにも魅力的なスマートフォンを発売しないのは、このスマートフォンがバカ売れして単純に端末収入が激減するのが怖いからでしょう。どこかのMVNOキャリアにSIMフリー版として販売してもらったらバカ売れするかもですね。

最後に

iphone8について好き勝手書いてきましたが、結局言いたいことはこれだけです。今のスマートフォンメーカーは顧客ニーズを正しく捉えられていない、ということです。

バカみたいに高騰した端末価格に追い打ちするように、総務省が割引を規制してきました。これではスマートフォン市場が縮小してしまうのも時間の問題です。

既にGalaxyやXperia,Googleが投入し始めてきたように、Appleもここでミドルレンジスマートフォンの投入を考えてみてもいいのかもしれませんね。

MVNO事業者さんにはGalaxy M30sの発売を期待しています。

最後までご愛読ありがとうございました。

 

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