Pixel6/6 Proのデメリット|微妙すぎる指紋認証/絶妙に使いづらいAndroid12。ソフトアップデートに期待

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Pixel6

Pixel 6 ProはGoogleが作ったPixelスマートフォンの2021年フラッグシップモデルです。独自SoCのTensorや大幅強化されたカメラ、刷新されたデザインなど今季大注目のモデルです。

私はPixel 6 Proを購入し、もしかしたら今年1番気に入っていると言っても過言ではないレベルでPixelを堪能しています。

そこで本日は、あえてPixel 6 Proを使ってわかった残念ポイント・デメリットについて解説をしたいと思います。

本記事はPixel 6 Proを例に解説しますが、多少の違いがあれど仕様が共通しているPixel6も同じ事が言えると考えてもらって結構です。

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Pixel6/6 Proの残念ポイント・デメリット

お世辞にもいいとは言えない指紋認証⇛アップデートで改善!

本内容はアップデート前の内容です。アップデートの適用により、特にストレスなく使えるレベルの指紋認証精度まで改善しています。

指紋

Pixel6シリーズはPixelシリーズとして初めて画面内指紋認証を採用しています。

Pixel5シリーズは背面物理式、Pixel4は指紋認証なしの顔認証のみ

他社のフラッグシップでのもはや標準となっている画面内指紋認証に対応したことは喜ばしいのですが、残念なのがその精度です。

画面内指紋認証を搭載した機種を数多く触れてきた私からしてもPixel 6 Proの指紋認証の精度があまり良くないです。

標準で画面保護フィルムは貼り付けられていないのですが、何も貼り付けられていない状態であればたまに失敗する程度です。

問題は画面保護フィルムを貼り付けたときです。

他機種で私が気に入って使っているガラスフィルムがPixel6シリーズでも販売されており、早速試したのですが認証成功率は数%程度まで悪化し使えたものではありませんでした。

ただし、Twitter上の声を聞くと、メーカーによってはうまく認証ができるているものあるようで、保護フィルム選びの難易度が高そうです。

保護フィルムのメーカーは指紋認証対応と謳っていますが、対応の意味はとても曖昧です。保護フィルムを選ぶ際には様々な情報源を参考に、最悪ドブに捨てる覚悟で購入することをオススメします。

指紋認証を改善する方法はこちらで解説していますので、まずはこちらを試すことをオススメします。

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顔認証非対応

顔認証

Pixel6/6 Proは認証方法は指紋認証のみとなっており、顔認証は利用することができません

Androidでは従来Smartlockの機能として顔認証が用意されていました。しかしAndroid10のアップデートに伴い、顔認証はOSレベルで削除されています。

セキュリティ上の問題からGoogleが顔認証の削除を判断したとされています。

では、Android10以降のスマートフォンには顔認証が搭載されていないかというと、顔認証を搭載している機種はとても多いのが実情です。

Galaxy、Xiaomi、OPPOなど日本でも人気のメーカーは指紋認証と顔認証の両方に対応しており、ロック解除の利便性はとても高いです。

指紋認証が快適であれば顔認証はなくても問題はないかもしれませんが、指紋認証が前述のような状況なので指紋認証一本足打法は心もとないわけです。

顔認証は屋外ではまだまだマスク必須ですので、使用頻度は高くないですが、屋内での利用ならとても快適に利用できます。顔認証が非対応である点はとても残念なポイントです。

絶妙に使い勝手が悪いところがあるAndroid12

Android12

Pixel6シリーズには最新のAndroid12がインストールされています。

Android12の心地よいアニメーションやMaterial Youなどの統一感のあるUIはとても気に入っている一方で、絶妙に使いにくいポイントがいくつかあります。

Android12の絶妙に使いづらいポイント
  1. 使いにくいすぎるクイック設定
  2. コレジャナイ感のある片手モード
  3. 対応アプリが少ない縦長スクリーンショット

少し詳しく解説します。

使いにくいすぎるクイック設定

Android12ではデザイン面でも大きな変更が加えられています。

クイック設定

こちらがPixel 6 Proのクイック設定なのです。

従来の丸型アイコンから四角形となったのですが画面占有率の割に情報量は特に変わっておらず、全体的に窮屈です。

ただ、これらは100歩譲って慣れの問題として片付けられるのですが、WiFiの項目はただの改悪です。

インターネットにWiFiとモバイルネットワークが統合
インターネットにWiFiとモバイルネットワークが統合

従来はモバイルネットワークとWiFiは別アイコンで表示されていましたがAndroid12では統合されています。

これによって、WiFiのオン/オフに「インターネット>WiFi」の2タップが必要となりました。
※従来はWiFiボタンをワンタップのみでオン/オフが可能

微弱なフリーWiFiを掴んで通信ができなくなった際などにWiFiをオフにする機会はそれなりの頻度であるので、この仕様変更は改悪でしかないです。

Googleがこの仕様に変更した理由としては、WiFiをオフにした後に再度オンにし忘れてしまうことがあるため、そもそもオフにしづらくしているとのことです。

WiFiをオフにしなくても、通信できない場合は自動でモバイルネットワークに切り替える機能があるため、オフにしなくてもいいという理論です。

切り替えの機能が機敏に動作すればいいですが、実際にこの機能を有効にしてもコンビニのレジなどで微弱なフリーWiFiを掴んで通信できないケースは多々あります。

そんなときにはWiFiを手動でオフにせざるを得ません。今回の仕様変更でこうしたシチュエーションでのWiFiオン・オフがとても面倒になったので不満しかありません。

コレジャナイ感のある片手モード

Android12ではようやくOS標準で片手モードに対応しました。

しかし、Galaxyなどの別機種ですでにAndroidで片手モードを使っている人からするとコレジャナイ感が否めません。

片手モード

こちらがPixel 6 Proの片手モードを起動時スクリーンショットです。

画面全体が下にスライドすることで画面上部のボタンにアクセスしやすくはなっていますが、Pixel6シリーズクラスの大画面になると片手操作では画面左端にそもそも指が届きません。

しかも、片手モードと言いつつキーボードまで下に下がっているため、そもそも文字入力もできないんです。

この点、Galaxyなどのメーカー独自の片手モードは優秀でした。

Galaxyの片手モード
Galaxyの片手モード

GalaxyやXiaomiなどの片手モードは画面全体を縮小してくれるため、左端にも簡単にアクセスできます。

みんなが期待していたのはおそらくこれではないでしょうか。

どうしてメーカー先行で作っているこんなにも便利な機能があるにも関わらず、iPhoneのパクリ感否めない片手モードを搭載するのか理解不能です。

対応アプリが少ない縦長スクリーンショット

Android12ではようやく縦長のスクリーンショットの撮影に対応しました。

縦長のスクリーンショットの撮影
縦長のスクリーンショットの撮影

こちらのように縦長のページも簡単にスクリーンショットが撮影できてとても便利です。

しかし、こちらの機能は対応アプリが少なくあまり実用性がありません。

そもそも縦長のスクリーンショットはメーカー独自に実装されている機種も多く、そちらは「スクショ⇨スクロール⇨スクショ」を繰り返し、画像を結合することで縦長のスクリーンショットを実現していました。

そのため、アプリ側での対応状況に関わらず縦長のスクリーンショットを撮影することができていました。

せっかくの便利な機能もアプリ側の対応次第となると使えるシーンが限られるという点で使いづらい機能となってしまっています。

今後対応アプリが増えることを期待したいですね。

消せないスクリーンショット撮影音

これはPixelスマートフォンすべての共通する話なのですが、国内版のPixelはスクリーンショットの撮影音を無音化することができません。

おそらく盗撮防止の観点かと思われますが、使用頻度の高いスクリーンショットの撮影音を消せないのはとても不便です。電車の中でスクショを撮ると、シャッター音のような結構な音量で鳴るので、逆に盗撮を疑われてしまいます。

そもそもカメラの撮影音を無音化できないのは、法律で決まっているものではなく、メーカーや通信キャリアの努力義務です。

日本はあくまで自主規制ですが、韓国は65デシベル以上の「撮影音」が出るよう義務化されています。

国内で販売されているスマートフォンは基本全てカメラの撮影音は鳴りますが、スクリーンショットはサイレントモードと連動し、消音化されるのが一般的です。

このあたりプライバシーに意識の高いGoogleゆえのアプローチなのでしょうが、そもそもスクリーンショットの音を鳴らす程度で盗撮が減るとは思えません。

どうしても音を鳴らしたくないという方向けにスクリーンショットを無音化で撮影する方法を解説しています。

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独特すぎるカメラデザイン

デザインの話でなので、人によって評価は様々だと思いますが、Pixel6シリーズのカメラデザインは独特すぎてお世辞にもカッコいいとは言えないでしょう。

カメラ
主張の強いカメラ

レンズ自体が大きく、そして複数レンズ備えるスマートフォンが増えてきたため、カメラユニットの存在感は日に日に強くなってきました。

それにしてもこのカメラユニットはここ数年でもぶっちぎり奇抜なのではないでしょうか。

胸ポケットに入れると存在感がすごい

私は胸ポケットにスマホを入れることがたまにあるんですが、Pixel 6 Proは存在感がありすぎて胸ポケットに入れるのを躊躇してしまいます。

最初にも言ったとおり、デザインは人それぞれの好みの問題なのでなんとも言いづらいところがあるんですが、さすがに攻め過ぎではと思ってしまいました(笑)

ただ、「住めば都」ということわざがあるように、最初は微妙だと思っていても、使っていると愛着が湧いてくるので意外と気にしなくて良いのではという気もしたりしています(笑)

Pixel6/6 Proの残念ポイント・デメリット まとめ

Pixel 6 Proを実際に使ってわかった残念ポイント・デメリットをご紹介しました。

いろいろと不満点を述べてきましたが、これらを考慮した上でもPixel6シリーズは完成度が素晴らしいスマートフォンだと思います。

ソフトウェア起因の物が多く、今後Googleがどれだけユーザーの声を真摯に拾っていくかで改善される余地は多分にあると思います。

逆に言えば、不満点がこれぐらいで超サクサク滑らかな動作、抜群に優秀なディスプレイなど価格よりもはるかに素晴らしいユーザー体験を提供してくれるPixel6シリーズは個人的には今季のベストバイ間違いなしですね!

11/7までの購入ならGoogleストアのクレジット11,000円分(分割なら+5000円)が貰えるので、買うなら発売されたばかりの今がチャンスです!

端末を返却する前提ならソフトバンクのカエトクサポート+やauのスマホ得するプログラムでの購入もお得に買うことができます。

最後までご愛読ありがとうございました。

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この記事を書いた人

ガジェット好きサラリーマンブロガーしみたくです。愛用:Galaxy S23 Ultra サブ:iPhone14 Pro 年間200万円近くをAmazonや楽天で散財するガジェットブロガーの鑑です。スマホをメインに様々なガジェット情報をお届け!Twitter@Gadget_Simitaku、Instagram@shimitaku.gdやってま~す。

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